最近書店で『1万円起業』という本をよく見かけるので、手に取って読んでみました。
仕事で横浜を始め、東京・神奈川で「起業支援」「会社設立」を行っているため、この手の起業本を手に取ることも多いです。
実際、会社設立の相談で「資本金(元手)が1万円です。」と言われると、不安になるのも事実です。
(会社法上では、会社設立は資本金1円からできますが、現実1円では何もできないです。)
特に会社同士で取引の場合、取引先から「1万円しか資本金のない会社と取引して大丈夫だろうか?」とあまりいい印象を受けないと思います。
そんな「常識」を持ちながら読んだ訳ですが、この本には、少ない金額の起業の他にビジネスのエッセンスが書かれています。
それは「売れるサービス=価値」を作ることです。
ここでいう「価値」とは、「人々の役に立つこと」なのです。
ビジネスを行うとき、特徴を言う人は多いのですが、お客にとってのメリット・役に立つことを話す人は意外と少ないのです。
この本では「感情的な必要性」と書かれていますが、簡単にいえば、買う人がハッピーになれること、楽しくなれること(ストレス・不安を減らせる)を訴える方が、ビジネスがうまくいきます。
どんなに緻密な計画を立てたり、豊富な資金があっても、実行を伴わなければ、成果は生まれないと言えます。
実行する大切さもこの本では扱われています。
あまり元手をかけずにスタートアップするビジネスを「マイクロ・ビジネス」と言いますが、軽い気持ち、副業感覚で始める起業もありだと思います。
タイトルでは簡単に起業できるという印象がありましたが、お客様のニーズを見つける原理原則を説いている本と感じられました。
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