今や日本企業において、国際化(グローバル化)は無視できない課題だといえる。
かつて円高を背景にコスト削減のため、海外進出する企業が目立ったのも事実である。(現在の風潮もそうかもしれないが…)
個人的な意見として「このことは事実かもしれないが、海外展開する動機がネガティブである。こんな動機であれば、企業のモチベーションも上がらないのでは」と考えていた。
確かにグローバル化には、メリット・デメリットそれぞれあるが、動機がネガティブであれば、いくら多額の投資を行っても成果は上がらないであろう。
昨日、外資系企業をクライアントに多く持つ上岡弓見子さんと、トーク番組を行ったが、ヒントとなることを話されていた。
グローバル化するに当たって必要なことは、相手国との違いを認識すること。
その違いを理解した上で、公平かつ具体的なルールを定め、共有することが前提になる。
人事において、評価は重要度が高い項目である。評価が不公平と思われれば、従業員の労働へのモチベーションは下がる一方である。
また経営においても、単に売上目標を伝えるのではなく、具体的な道筋を話さないことでは、従業員もどう具体的に行動すればよいか、困ってしまう。
結局のところ「基準づくり」「共有(シェア)」が組み合されなければ、グローバル化が成功することはないであろう。
よくよく考えてみれば、日本でも世代によって、モノの見方、考え方は全く異なる。
グローバル化に関わらず、「基準の明確化」と「基準の浸透」は今後より重要になってくると言える。
ある意味、グローバル化に適応する仕組み作りができれば、日本国内のみの経営も上手くいくはずであろう。
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